読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Everything I Learned

僕が学んだこと(IT/web系技術、webマーケ、ベンチャー)

「小学校プログラミング教育必修化」に焦る意味がない唯一の理由

f:id:abeshun:20161228230709j:plain

プログラミング教育で卒業論文を書こうとしている学生の私が、ちょっと違和感を感じた記事があったので、そのことについて書く。

目次

こんな記事がダイヤモンドで出た。

diamond.jp

 

社会人がプログラミングを学んでいることに対して、私は何も悪い気はしないし、むしろ素晴らしいセンスだなと思う。(とはいえ、スクールよりもネットや本のほうが効率良いし、実は分かりやすいよ、とは思う。)

 

ただ、私はこの記事の中のこの部分に強烈に違和感を感じた。

小学生でも必修になるという現実に焦り、プログラミング教室に通う文系ビジネスマンが増えている

たしかに、文部科学省の方針としては、2020年に小学生にプログラミング教育を実施することを宣言している。実際は2025年くらいにはなるだろうが。。。

 

 

しかし、

この「小学校でのプログラミング教育」というのは、小学生にPCでHTMLを打たせるわけではない。ましてや、ちゃんとしたプログラミング言語を扱わせるわけではない。

小学校でのプログラミングで行われるのは、やさしいコンピュータを用いつつ、まずは「論理的思考力」を伸ばすことである。基本的に、言語は使わない。

 

つまり、小学校でのプログラミング教育は、

プログラミングを教えるものではないといっても過言ではないのだ。

(※プログラミングとは?という無意味な議論はしません。定義はありませんし。)

 

だから私は、小学校のプログラミング教育にあまりに期待しすぎて、

小学生が全員スマホアプリを作れるようになるかのように勝手に想像しないで欲しいと思っている。だからこそ、小学校のプログラミング教育開始によって、社会人が「焦る」必要は全く無い。

 

小学校でのプログラミング教育の実際

小学校でのプログラミング教育は、以下のようなツールを使って行われると見られている。

2つのツールは、それぞれアメリカ発のものと日本発のもので、国内では最も期待されているもののうち2つだ。

以下は、使用動画である。合計2分ほどで見られるので、ぜひ視聴してみてほしい。

①OSMO Coding

 

②PETS


 

子ども向けプログラミングツールの特徴

紹介したような子ども向けプログラミング教育ツールの特徴は、以下の3つだ。

 

1.言語は一切使わない

2.上下左右に動け、という命令が基本。

  →そこから応用として、もし障害物にあたったら右に動け、という風に命令のレベルが上がっていく

3.PCは使わないことが多い。使うとしても、マウスを使ってブロックを動かす程度。

 

といったところだろう。

 

おわりに

私は、プログラミング教育に大きな可能性を感じている。

なぜなら、プログラミング教育には以下のようなメリットが考えられるからだ。

 

プログラミング教育のメリット

1.論理的思考力が爆上がりする

2.創造性が養われる

3.IT社会を構成している基本中の基本が理解できる

4.稼げるかも

5.子どもと社会との関わりが広がるかも(仕事を知る良い機会であるインターンが増えるだろう)

 

これら以外にもメリットはいくつもある。

 そして、これらのメリットが、比較的「楽しく」享受できるというのもポイントだろう。

 

一方、

デメリットは特に無いが、課題や実行へのはたくさんある。

例えば、

教える人が少ない、

教える人の水準はどこに設定すべきか、

何をどんな順番で教えるべきか、

落ちこぼれが出やすいのではないか、などなど・・・。

 

とはいえ、

「プログラミング勉強しようぜ!」という流れはとても良い流れだ。日本を元気にする可能性もあるんじゃないだろうか。全力で応援している。

まずは、「がんばれ、文科省。」